よい人間関係をつくる
よい人間関係をつくることは幸せに生きるために一番の基本になります。職場で浮いた存在でいるとか、友達がいないとか、自分の存在を認めてもらえる仲間がいないと幸福感を感じることができません。
4月は新しい会社に入社したり、学校に入学したりして、新しい場所に入るシーズンでもあります。周囲にうまく溶け込めるかどうか非常に不安ですね。
新しい人たちとの関係をつくることで多くの人が誤解していることがあります。それは自分に価値がある人間だと認めてもらえないと仲間に入れてもらえないという考えです。
幼い頃からテスト等でよい成績を出して、その結果を褒められてきた人は自分が優れているということを認められることで、自分の存在が承認されていると思い込みやすいのです。そういう人は他人に自分の優秀さを認めさせることが重要だと思ってしまいます。
私はあなたの友人としてこれだけの価値がある存在なのですよということを相手に認めさせて仲間になろうとするのです。このやり方をすると相手は同じように自分の価値をこちらに認めさせようとします。互いに自分はこういう価値があるという殻をかぶっての付き合いになるので、本音のつきあいができません。
本当に相手に仲間として受けいれてもらうためには「自分の弱さをさらけ出す勇気」が必要なのです。しかし弱さをさらけ出すにはとても勇気が要ります。自分の価値を自分で壊すような恐怖感を感じと思います。
ところが弱さをさらけ出されると、相手はその人に共感を持ち、なにか自分が手助けできないかを考えてくれます。人間は誰でも弱さを持っています。それを正直に伝えられると共感して、自分と近い人間だと思われて受け入れられやすいのです。
最近は個人で起業する人も多くなってきました。ブログなどで自分を売り込むためには自分がどういう人間なのかを知ってもらうことがとても重要になります。
そういう時に重要なのが自分のプロフィールですが、このプロフィールに自分のどん底の時代を正直に述べて、そこからどのよう這い上がってきたのかを書くと共感を得られます。つまり、自分の弱さをさらけ出すことで読者に親近感を持ってもらいやすくなるからです。
あなたもよい人間関係をつくるために「自分の弱さをさらけ出す勇気」をだしませんか?