職場を自分の居場所にする
2日間の新入社員研修を終えましたが、研修で伝えたことの一つに「職場を自分の居場所にする」ということがありました。職場にいると自分らしく振る舞え、ポジティブなエネルギーをもらえて、仕事が楽しくて仕方がないという自分の居場所にすることができたら最高のパフォーマンスを発揮でき、認められ、感謝され、生きがいを感じることができます。
職場を居場所にするためには、常に職場の中で自分の求められる役割がなにかを俯瞰的に見る力が必要になります。そして求められる役割を果たすことで職場がポジティブで豊かになり、自分もその豊かになった場に包まれ、ポジティブになることができます。この循環を繰り返すことで職場が自分の居場所になるのです。
職場を居場所にするためには、「主体的に動く」ことが求められます。主体的というのは自ら進んで仕事の責任を引き受けていくという意識です。職場の中で求められる役割を果たすということは、自ら進んで責任を引き受けるという態度です。
生産性の低い、ギスギスした職場でよく聞かれる発言が「それは私の仕事ではありません」という言葉です。自分は言われたことをやれば良い、それ以上のことはする必要がないという考え方です。こういう態度では職場を居場所にすることができません。
職場での仕事はチームで行うものです。お客様から請け負った仕事を完遂するためにはチーム全員がその仕事の責任を引き受けなければなりません。そういう意識になって初めて職場全体がどのように動いていて、なにが次に求められ、自分はどういう役割を果たさなければならないかに気づくことができるのです。
職場を居場所にするためには、「それは私の仕事ではない」という態度で様子を見たり、責任の押し付け合いをしたり、言い逃れをしていてはできません。当事者意識を持って、成果を達成するという責任を引き受けて初めて生産的なポジティブな職場にすることができるのです。
そういう職場が生まれると自分らしく振る舞え、ポジティブなエネルギーをもらえる居場所になるのです。そのように職場を自分の居場所にする大切さを新人研修で伝えました。新人もその重要性をよく理解してくれて、職場を居場所にしようとする意識をしっかり持てるようになりました。
あなたも今日は職場を自分の居場所にするために、主体的に仕事の責任を引き受け働いてみませんか。