ひまわり効果
ポジティブな感情を持つことは生活する上でとても大切なことです。ポジティブな感情というのはどういう感情でしょうか？私たちは幸せだと思ったり、嬉しいと感じたり、楽しいと感じると喜びを感じますよね。職場で認めてもらえたり、感謝されたりすると充実感を感じます。そのほかにも安心・安全でいることや、夢や希望を持てると幸せを感じます。こういう感情がポジティブな感情といいます。
これに対してネガティブな感情というのはどういう感情でしょうか。不安になったり、恐怖を感じたりするとその場から逃げたくなりますね。辱めを受けて、悲しくなって、そこから怒りが湧いてくることもありますね。仕事がうまく進まずイライラを感じることがあります。こういう嫌な感情がネガティブな感情です。
私たちはポジティブなエネルギーのある人や場所に惹かれ、ネガティブなエネルギーの人や場所からは離れようとします。それは人間だけではなく、動物や植物も同様です。
動物は水があって餌がとれて安全なポジティブな場所を求めます。天敵から攻撃される危険なネガティブな場所には近づかないようにします。
ひまわりはポジティブな太陽のエネルギーを得るために太陽のほうに向かって花を咲かせます。ここからポジティブなエネルギーに向かおうする活きを「ひまわり効果」と呼んでいます。
私たちはいつも怒って文句ばかり言うネガティブなエネルギーを持っている人は避けるようにします。反対にいつもニコニコして優しく面倒を見てくれるポジティブなエネルギーを持っている人のところに人は惹かれます。ネガティブな感情のオーラを発している人を遠ざけ、ポジティブな感情のオーラを発す人に近づくのです。
人間関係を良くしていく為にはこの「ひまわり効果」を利用することが一番重要です。自らがポジティブな感情に浸り、そのポジティブなエネルギーを周りにも伝えていくのです。リーダーの立場にある人ほど影響力が大きいので「ひまわり効果」を発揮するためにポジティブ・エネルギーを出すことが求められているのです。
リーダーの「ひまわり効果」でチームがどのように変化したのかの調査結果があります。リーダーがポジティブ・エネルギーを発信するようになると、チームメンバーの「仕事の満足度が上がる」「幸福感が増す」「会社との絆が深まる」「家族関係が充実する」「生産性が上がる」ということが判明しました。
「ひまわり効果」を意識していくと、職場での人間関係がよくなっていきます。自分がポジティブな感情になって、明るいポジティブな言葉を多く使い、周りの人を喜ばせ、協力するようになると、そのポジティブなエネルギーが周りの人たちにも伝わり職場全体がポジティブになります。そういうポジティブな職場を自分らしくいられる居場所と呼ぶことができるようになります。
「ひまわり効果」を常に意識していると友人が増えてきます。この人と一緒にいると楽しいから時間を過ごしたいと人が集まってくるからです。人が集まってくるといろいろなアイデアが生まれ、その場所が舞台となって即興劇が生まれるように新しいドラマが展開していくでしょう。「ひまわり効果」を活かすと明るい未来が生まれてくるのです。
私たちの人生を豊かにしてくれる「ひまわり効果」をあなたも実践していきませんか？